コラム

2025/04/24

不動産売却 家・戸建て売却

売却だけじゃない!姫路の空き家「賢い活用法」5選

空き家を所有しているけれど、すぐに売却するのはためらわれる、あるいは売却以外の方法も検討したい、という方もいらっしゃるでしょう。

姫路市で空き家を有効活用する方法は、売却以外にもいくつか考えられます。

ここでは、代表的な5つの活用法とそのメリット・デメリットを見ていきましょう。

活用法1:賃貸物件として貸し出す

賃貸

空き家を賃貸物件として活用し、家賃収入を得る方法です。特に立地が良い場合や、適切なリフォームを行えば、安定した収益源となる可能性があります。

メリット:継続的な家賃収入、地域の活性化

  • 毎月安定した家賃収入が期待できます。
  • 空き家が活用されることで、地域の人口維持や活性化にもつながります。
  • 将来的に自分や家族が住む可能性を残しながら、収益化を図れます。

デメリット:初期費用、空室リスク、管理の手間

  • 賃貸に出すためには、リフォーム費用や設備の修繕費などの初期投資が必要になる場合があります。
  • 借り手が見つからない「空室リスク」は常に伴います。
  • 入居者募集、家賃回収、クレーム対応、退去時の手続きなど、煩雑な管理業務が発生します(管理会社への委託も可能ですが費用がかかります)。

姫路での賃貸需要と家賃相場

  • 姫路市内でも、駅周辺や生活利便性の高いエリアでは賃貸需要が見込めます。ファミリー層向け、単身者向けなど、物件の特性に合わせたターゲット設定が重要です。
  • 家賃相場は、立地、築年数、広さ、設備などによって大きく変動します。具体的な相場については、姫路市内の不動産会社に相談し、周辺の類似物件の賃料などを参考に査定してもらうのが良いでしょう。

 活用法2:リフォーム・リノベーションして活用

リノベーション

空き家に手を加えて、新たな価値を生み出す方法です。ご自身のライフスタイルに合わせたり、市場のニーズに応えたりすることで、多様な活用が可能になります。

自身の住居として活用

現在の住まいから移り住む、あるいはセカンドハウスとして利用するなど、ご自身のライフプランに合わせて活用できます。愛着のある家を活かせる点が魅力です。

付加価値を高めて賃貸・売却

現代のニーズに合わせて間取りを変更したり、設備を刷新したりすることで、より魅力的な物件となり、賃貸や売却が有利に進む可能性があります。

デザイン性の高いリノベーションは、特に若い世代に響くかもしれません。

ただし、リフォームを行う際は、費用対効果を十分に検討することが重要です。

活用法3:解体して更地にする

土地

建物の老朽化が著しい場合や、維持管理が困難な場合には、建物を解体して更地にするという選択肢もあります。

H4: メリット:維持管理が楽、多様な土地活用が可能

  • 建物がなくなるため、倒壊のリスクや修繕の必要性がなくなり、維持管理が大幅に楽になります。
  • 更地になった土地は、駐車場、資材置き場、家庭菜園としての利用や、将来的な新築、土地としての売却など、活用の選択肢が広がります。

H4: デメリット:解体費用、固定資産税の増加リスク

  • 建物の構造(木造、鉄骨など)や規模、立地条件によって異なりますが、解体にはまとまった費用がかかります。複数の解体業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。
  • 重要な注意点: 建物が建っている土地には「住宅用地の特例」が適用され、固定資産税・都市計画税が軽減されています。建物を解体して更地にすると、この特例が適用されなくなり、税額が大幅に増加する可能性が高いです。解体後の土地活用計画と合わせて、税負担の変化を十分に考慮する必要があります。

活用法4:姫路市の「空き家バンク」に登録する

姫路市が運営または連携している「空き家バンク」に物件情報を登録し、買いたい人や借りたい人とのマッチングを図る制度です。

姫路市空き家バンクの概要とメリット・デメリット

空き家を「売りたい・貸したい」所有者と、「買いたい・借りたい」利用希望者を結びつける仕組みです。

市のウェブサイトなどで物件情報が公開され、移住定住の促進や地域活性化を目的としています。

  • メリット: 市のウェブサイト等で広く情報を公開でき、移住希望者など、通常の不動産市場では出会いにくい層にアプローチできる可能性があります。自治体が関与しているため、一定の安心感があります。

デメリット: 登録しても必ずしも買い手や借り手が見つかるわけではありません。物件の状態や地域によっては、マッチングが難しい場合もあります。登録にあたって一定の要件(耐震性など)が求められる場合もあります。

登録方法と注意点

登録を希望する場合は、まず姫路市の公式ページを確認しましょう。

制度の詳細や登録要件、手続きの流れが詳しく記載されています。

空き家バンクに空き家を登録したい(売りたい・貸したい)

 活用法5:地域貢献・コミュニティ活用

所有者自身が主体的に地域貢献につながる活用方法を模索することも可能です。

NPO法人への寄付・貸与、地域交流スペースなど

  • 信頼できる地域のNPO法人やまちづくり団体に活動拠点として無償または安価で貸し出したり、寄付したりする。
  • 所有者自身が主体となり、地域の集会所、子どもの居場所、趣味の教室、ギャラリー、週末カフェなど、コミュニティの活性化に役立つ場として運営・提供する。
  • メリット: 地域社会に直接貢献でき、空き家が活用されることで、周辺環境の維持にもつながります。所有者自身のやりがいや満足感も得られるでしょう。
  • デメリット: 直接的な収益は見込めない、あるいは運営コストがかかる場合があります。活用方法によっては、改修費用や運営ノウハウ、協力者が必要になります。信頼できるパートナーを見つけることも重要です。

まとめ

これらの活用法の中から、ご自身の空き家の状況、立地、そしてご自身の意向やライフプランに合った方法を検討してみてください。一つの方法に絞らず、複数の選択肢を比較検討することをおすすめします。

しかし、不動産に関する判断は専門的な知識も必要となり、ご自身だけで最適な答えを見つけるのは難しい場合もあります。放置してしまう前に、まずは専門家に相談することが、問題解決への近道です。

そんな時は、ぜひ姫路の不動産に精通したプロにご相談ください。

私たち赤鹿地所は、姫路市に根ざし、長年にわたり地域の不動産を見つめてきました。

空き家の「売却」はもちろん、「賃貸」に出す場合のご相談や管理、「リフォーム・リノベーション」による価値向上、さらには解体や土地活用といった様々な「不動産活用」についても、豊富な経験と実績に基づき、プロの視点からお客様一人ひとりの状況に合わせた最適なプランをご提案いたします。

空き家に関するお悩みは、どんな小さなことでも構いません。

まずは赤鹿地所までお気軽にご相談いただき、あなたの大切な資産を未来へつなぐ第一歩を踏み出してみませんか?

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