コラム
2025/02/14
土地の購入 注文住宅
家を建てる場所に求めるポイントとは?土地選びのコツもあわせて紹介
県外や市外に引っ越しすることになった場合、周辺環境の知識がないため土地探しに苦労しますよね。
立地の良い場所に家を建てることで利便性や安全性が向上し、住み心地の良い環境に身をおくことができるでしょう。
そこで今回は、家を建てる場所を決める際に重視するポイントをご紹介します。
一度、家を建てると立地や周辺環境は変えられないので、譲れない部分はしっかりこだわりを持って土地選びをしてください。
家を建てる場所を決める際に重視するべきポイント
家を建てる場所によって生活の質は大きく変わります。
良い土地を選ぶと利便性が向上する一方で、逆に住みづらいエリアを選ぶと後悔することもあるでしょう。
ここでは、家を建てる場所を決める際に重視するポイントをご紹介します。
■勤務先へのアクセスの良さ、距離
通勤時間は1回1回で考えると大したことない、と思うかもしれませんが、1週間、1ケ月と長い目で換算すると、
かなりの時間を占めることになるので、なるべく短くするに越したことはありません。
通勤に片道1時間かかったり電車を乗り継いでいくよりも、10分で行けたり、
電車1本で通勤できる方がストレスや負担が少ないのは明白です。
在宅ワークがメインで通勤回数が少ない場合はそれほど気にする必要はないでしょう。
ですが、通勤を必要とする会社であれば重視するべきポイントです。
また自宅から会社が近いことで通勤前の朝の時間にゆとりが持てます。
余裕を持って身支度できることはもちろんですが、家族のコミュニケーションの時間が増えることにも繋がります。
通勤時間があまりかからない場所であれば、お子様の保育園や幼稚園への送り迎えや見送りをしてから出勤することもできますね。
■保育園や学校までの距離
保育園や学校までの距離も家を建てるうえで大切です。
一度、家を建てると周辺環境は変えられません。
保育園や学校までの距離が遠すぎたりすると登下校や送迎の負担になってしまう可能性もあります。
またお子様が保育園で体調を崩したときなど、急なお迎えが必要な時でも保育園までの距離が近いことで、早く駆けつけることができます。
■立地の良さ
家を建てる前には立地についても確認しておきましょう。
交通の便がいい場所や、買い物施設が徒歩圏内にある場所など、叶えたい生活スタイルに合わせて周辺環境をチェックしましょう。
たとえば、家の近くに以下のような施設があると便利です。
- かかりつけにできる病院
- スーパー・コンビニ
- 駅
- バス停
これらは、生活の質を高めるうえで欠かせません。
車を日頃使わない場合は、スーパーなどのお買い物施設が徒歩圏内にないと大変ですし、
急なケガや病気のときに近くにすぐに駆け込める病院があれば安心です。
家族みんなが安心して住み続けるためにも、立地に対するこだわりは持ちましょう。
■自治会や地域のルール
地域によってルールがあるので、できれば事前に調べておきましょう。
- 回覧板
- お祭り
- ゴミ出しのルール
- 町内の掃除
など、地域によってルールや取り決めが違います。
不安な場合は土地を購入する前に、不動産会社に聞いておくとよいでしょう。
■治安
安全に暮らすためにも治安の良さは重要です。
住民のマナーの良さや、街灯が多く夜でも明るい地域はファミリー層が住みやすい地域だといえます。
一方、街灯が少なく、夜になるとうす暗い場所は犯罪の発生率があがるといわれています。
現地を実際に見にいく機会があるのであれば、昼だけでなく時間を変えて足を運んでみることをお勧めします。
ですが、転勤で県外や市外に引っ越しをする場合は治安の良し悪しが分からないことがほとんどです。
「犯罪情報マップ」を使えば、住みたいエリアの犯罪発生状況を確認できます。
警察庁が公開している情報なので、安全に暮らすためにも活用してみてください。
姫路市内の犯罪発生状況はこちらから確認できます→姫路市内犯罪発生状況
土地を選ぶ際の基準
ここまでは土地を決める際に配慮したいポイントの中から特に周辺環境について紹介しましたが、
では実際土地自体はどのように選べばよいのでしょうか。
土地を選ぶ基準について2つご紹介します。
- 地盤の強さ
- 土地の高低差
では、それぞれ見ていきましょう。
■地盤の強さ
地盤の強さは、土地を選ぶ際に欠かせない要素です。
地盤が弱い土地に家を建てると災害時に被害を受ける可能性が高くなってしまいます。
地盤強化がしっかりできなかった場合、軟弱な地盤に戻ってしまった数年後に家が傾いてしまったという例も少なくありません。
また大きな地震が起きたときに地盤が軟弱な場合、揺れによる被害が大きくなってしまいます。
地盤については地盤調査をすることでその土地の地盤が弱いがどうかの確認ができます。
他にも、過去の災害時の被害情報をネットで確認してみたり、
実際に現地に赴いて周辺の建物に傾いたり亀裂が入っている建物がないか見ておくのもいいでしょう。
また、地域密着型の不動産会社ではそのエリアの古くからの情報を知っている場合が多いです。
予め確認しておくとよいでしょう。
■土地の高低差
高低差がある土地で特に気を付けたいのが、周りよりもその土地が低い場合です。
道路よりも低い場所に土地があると、浸水の被害を受ける可能性が高くなってしまいます。
特に家の近くに河川がある場合は要注意です。
どうしてもその土地が良い場合、造成工事を行い土地の高低差を埋めることができますが、
その分費用が掛かってしまうため、注意が必要です。
まとめ
今回は、家を建てる場所を決める際のポイントをご紹介しました。
家の近くに会社や学校があることで通勤・通学の負担を減らせられます。
またスーパーや駅が近いと生活の利便性が向上するでしょう。
土地の高低差や地盤については工事することで改善できる可能性はありますが、周辺環境は一度家を建てると変えられません。
そのため土地を決める際は、重要なところは妥協せずこだわることが大切です。
ご家族で話しあって、ライフスタイルにあった土地選びをしてください。