コラム
2025/02/07
土地の購入 注文住宅
家を建てるときの土地の広さの目安はどのくらい?必要な土地の広さを解説します
これから家を建てるにあたって、どのくらいの広さの土地があればいいのか分からない人も多いのではないでしょうか。
理想的な家を建てるには、それ相応の広さの土地が必要です。
特に建物だけならまだしも、庭付きや駐車場など、多くの要望がある人ほど広い土地が必要になるでしょう。
逆に、広すぎる土地を買ってしまっても外構に余計に費用がかかってしまったり、
せっかく買った土地を持て余してしまうこともあります。
どのくらいの広さの土地が必要なのかが分かれば、予算の目途も立ちやすくなるのではないでしょうか。
それでは、家を建てるときの土地の広さの目安についてご説明しましょう。
家を建てる前に知っておきたい基本
家を建てる際に知っておきたいのは、土地の広さを表す単語についてです。
正確な広さは分からなくても、大体どのくらいの広さになるのかがおおよそでも分かれば、
家を建てるときの参考になるのではないでしょうか。
家を建てる際に知っておきたい土地の広さを表す単語は、以下の通りです。
- 畳
- 平米(㎡)
- 坪
畳は6畳、8畳と畳1枚分の広さで表現するときに使われる単語です。
不動産業界では1畳=約16.2㎡として計算されます。
平米は㎡とも表記されるもので、畳と同じく部屋の広さを表すときに使われる単語です。
1平米(㎡)は1m×1mの面積を表すので、1辺が1mの正方形をイメージすると分かりやすいでしょう。
そして土地の広さを表す単語として使われるのが、坪です。
1坪は1辺が6尺=約1.8182mの正方形の面積で、平米にすると約3.31㎡。畳2枚分の広さです。
つまり、1坪あたり2畳と考えると分かりやすいかもしれません。
家を建てる際に必要な土地の広さの目安は?
家を建てる際にどのくらいの土地の広さの目安が分かれば、家を建てる計画が進めやすくなります。
確保する土地によって家の形状や間取りが決まると言っても過言ではないので、土地の広さはとても重要です。
それでは、家を建てる際に必要な広さの目安についてご説明しましょう。
一戸建て(2階建て)を建てる際に必要な土地の広さの目安とは?
2階建ての一戸建てを建てる際に必要な土地の広さの目安は、平均30坪~40坪となっています。
平均30坪~40坪であれば、4LDKの間取りが一般的なようです。
もちろん庭付きにするのか、駐車場付きにするのかによって必要な土地の広さも変わってきます。
土地の形状にもよりますが、40坪ほどあれば2台分の駐車スペース+ちょっとした庭を作ることができます。
平屋を建てる際に必要な土地の広さの目安とは?
平屋を建てる際に必要な土地の広さの目安は、約40坪~約50坪となっています。
2階建ての戸建てを建てるときの土地の広さとそれほど変わらないと思うかもしれませんが、
1階部分の面積がどうしても広くなってしまうため、より広さが必要となります。
庭や駐車場をつくる場合、さらに10坪ほどプラスする必要があるかもしれません。
平屋は1階部分にすべての設備を設置し、快適に生活できる居住空間を作らなければなりません。
ワンフロアで全てが完結することから、平屋は近年注目されています。
最近では限られた土地面積でも建築できるよう、スペースを有効活用し間取りを設計した“コンパクト平屋”という、
だいたい延床面積30坪以下の平屋も多くなってきましたので、一度建築会社に相談してみると良いかもしれません。
どのくらいの広さがあればどんな間取りの家が建てられる?
2階建ての場合の土地の広さに応じたおおよその間取りは、以下の通りです。
30坪程度であればうまくプランを組み4LDKほどの間取りの家を建てることができるでしょう。
また、40坪ともなると、4LDKの間取りに加えて庭を作る、
広めに駐車スペースを作るなど自由度が高い間取りにできるのがポイントです。
50坪や60坪ほどの広さになると、趣味のスペースだけでなく、広いウッドデッキ、家族それぞれの個室、
収納スペース、テレワークスペースなどさまざまな間取りが実現できる広さです。
庭を確保したいなら、余裕を持って約3坪~6坪程度の広さが必要です。
ガーデニングや手軽に家族でバーベキューなどを楽しみたい方にはおススメです。
駐車場を設置する場合、1台で約5坪分の広さが必要です。
広さに余裕を持たしておくと車の出し入れがしやすくなりますし、洗車やメンテナンスなどの手入れもしやすくなります。
また、用途地域や建築制限にも注意しなければなりません。
家を建てられるエリアは基本的に、「用途地域」によって建てられる建物等の種類や大きさなどが制限されています。
確保する土地がどんな区域に該当するのかはあらかじめ確認しておく必要性があるでしょう。
まとめ
土地は広ければ広いほど良いというわけではありません。
自分たちがどんな家を建てたいか、どんな生活を実現したいかをしっかり考え、
それらを叶えられるプランニングが可能な適切な面積の土地を手に入れるために、
住宅会社や不動産会社としっかり相談しながら決める必要性があるでしょう。