コラム
2024/12/27
建売
建売住宅と売建住宅ってどう違うの?購入の注意点とは?
姫路市内でも多くの建売住宅が建設され、販売されています。
大規模な分譲住宅地から、古い既成住宅地の片隅まで、どこでも建売住宅が建設されている状態です。
そんな戸建住宅の主な入手方法の1つとなった建売住宅。
その特徴と注意点を知っておけば、よりよい建売住宅に巡り合う可能性も高まります。
今回は建売住宅とその注意点のご紹介です。
建売住宅の特徴
建売住宅とは、建物と土地がセットになって販売されている住宅のことです。
似たような言葉に「分譲住宅」があります。
かつては区別されていましたが、今ではほとんど同義語として使われています。
大量に材料を仕入れて画一的に建築できることから、割安で供給できます。
こうして建売住宅はあっという間に日本の戸建住宅の主要な建て方の1つとなりました。
売建住宅との違い
建売住宅とうりふたつの言葉に「売建住宅」なる言葉もあります。
文字がひっくり返っただけで意味は異なります。
売建住宅とは、土地の状態で販売し、建築するハウスメーカーが決まっている住宅のこと。
「建築条件付き土地」も同じ意味です。
その土地を購入したら、決まったハウスメーカーと決まった時期までに建物を建てる契約をすることが条件となっています。
建売住宅のメリット
建売住宅は購入者にもハウスメーカーにもメリットが多いため利用されている販売方法です。
キーワードはコストとスピードです。
何事もより安く、より早くが望まれる時代。
そんな時代にマッチした建売住宅の特徴をみていきましょう。
予算が抑えられる
建売住宅は同時に同じような材料を大量購入するため、仕入れコストを下げられます。
その結果、安い販売価格が実現可能です。
購入予算が抑えられるのは、購入者側にも大きなメリット。
同時に複数の家を施工するので効率的に作業ができ、工期も短縮できます。
材料コストと人件費を抑制することで低価格が実現できるのです。
早く入居できる
すでに完成している建物を購入するので、早く入居できます。
注文住宅だと打合せから入居まで平均して8ヶ月~1年ほどかかり、
場合によっては仮住まいが必要な場合もありますが、建売住宅ではそれは不要です。
早ければ1カ月程度で引き渡しも可能。
転勤や学校の関係で転居時期が決まっている際には重宝します。
購入前に確認できる
建築に詳しい人でも、図面だけをみて建物の完成予想をするのは難しいものです。
まして家を建てたことがない人にはほぼ不可能でしょう。
そんな中で建売住宅は購入前に現物をしっかり確認できます。
実際に家の中を見て、歩いて、新しい生活を想像できるのです。
注文住宅や売建住宅では図面で想像するしかありません。
モデルルームのあるマンションでも実際の住戸とは異なるため雰囲気をつかむのが大変です。
建売住宅のデメリット
建売住宅はメリットばかりではありません。
建物がすでに完成しているためのデメリットがあります。
出来上がっているため、デザインや間取りは変更できません。
また、途中の工程も確認できないため、工事の精度や途中経過がわからないのです。
建売住宅のデメリットをみていきましょう。
デザインや間取りは選べない
建売住宅は建物が完成している物件です。
デザインや間取りは当然ながら変更できません。
外壁はこの色がよかった、このキッチンのクロスはこのデザインがよかった、といった要望が通じないのです。
最近ではこうした要望に対応するため、クロスを施工しない状態で販売している物件もあります。
売買契約前後に完成させるような物件も増えてきました。
工事の工程を確認できない
注文住宅のようにきちんと施工されているのかどうか工事中から足を運んで確認する、といったことができません。
内部検査を行うメーカーもあるので、気になる方は購入を検討する際に確認してみると良いでしょう。
建売住宅を購入するときの注意点
建売住宅を購入するときはどんな点に注意すべきでしょうか。
意外と細かいことから、土地と建物以外のことまで多岐にわたります。
建物の内覧や契約時の説明ではすべてをチェックするのは難しいものです。
あらかじめ担当者に確認すべき事項をまとめておくとよいでしょう。
購入時の注意点をご紹介します。
オプション工事
カーテンレール、エアコン工事、網戸、テレビ回線といった細かい工事はオプションの場合もあります。
内覧時に気が付けば質問できますが、短い内覧時にすべてをチェックするのは難しいでしょう。
内覧時に確認するとともに、契約前に担当者に質問するようにしましょう。
アフターサービス
初期不良はどんな物件にも可能性があります。
それだけでなく、引き渡し後短期間で不具合が発生する可能性も否定できません。
こんな時に頼りになるのがアフターサービス。
どんなアフターサービスがあり、引き渡し後何年まで対応してくれるのか、よく確認しておきましょう。
周辺環境
周辺環境は自分たちではどうにもできない問題です。
内覧時では気づかないこともあります。
前面道路が通勤時間帯は抜け道に使われて交通量が多かった、
平日は工場の騒音や臭気がひどかった、といった事例が代表的です。
現地に複数回、できれば時間帯も分けて訪れると回避できます。
まとめ
建売住宅は短期間で購入できる反面、確認する時間も短いものです。
買う時には気づかず、住み始めてからわかることもあります。
チェック項目はリストにしておき、内覧時や担当者の説明時に質問できるようにしておくとよいでしょう。
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