コラム

2024/12/09

注文住宅

【最新|2025年の新築住宅補助金制度】子育てグリーン住宅支援事業が発表されました!最新の情報まとめ|姫路市の注文住宅・新築購入

2025年補助金

2025年の住宅補助金制度「子育てグリーン住宅支援事業」が、11月29日に国土交通省より発表されました。

2024年の「子育てエコホーム支援事業」からの変更点は主に以下の通りです。

  • GX志向型住宅に対する補助金が新設(160万円の補助)
  • GX志向型住宅の場合、若者世帯や子育て世帯のみでなく全世帯が対象
  • ZEH水準住宅、長期優良住宅に対する補助金額の変更(ZEH40万円、長期優良住宅80万円)

ここからは、実際に貰える補助金額や対象となる条件など、現在発表されている情報を整理してご紹介します。

住宅の購入を検討中の方、来年こそは家を買おうと思っている方は要チェックです!

子育てグリーン住宅支援事業の補助金額は最大160万円!

子育てグリーン住宅支援事業による補助金の対象となるのは、

  • ZEH水準住宅
  • 長期優良住宅
  • GX志向型住宅

以上の条件を満たす省エネ性能の高い注文住宅の新築や、新築分譲住宅の購入です。

子育てグリーン住宅支援事業では、2024年の子育てエコホーム支援事業には無かった、「GX志向型住宅」が補助金の対象となりました。

GX志向型住宅とは?

エコ住宅

GX志向型住宅(グリーントランスフォーメーション)とは、ZEH基準の水準を大きく上回る省エネ性能を有する脱炭素志向住宅のことを指します。

以下の要件をすべて満たすことがGX志向型住宅の条件です。

①断熱等性能等級「6」以上

断熱性能を示す数値であるUa値が0.46以下=HEAT20のG2をクリアしている状態のこと。
断熱性能が高いことで1年を通して快適に過ごせるだけでなく、省エネ効果高い人にも環境にも優しい住まいになります。

②再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率「35%以上」

一次エネルギー=建物の設備機器(喚起・給湯・照明など)の消費量を、省エネ基準で定められている消費量より35%以上削減した状態にする必要があります。
採用する設備機器についても省エネ性能が高いものを選ぶ必要があります。

③再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率「100%以上」

再生可能エネルギーとは、住宅においては太陽光発電のことです。
つまり太陽光発電を利用することで、エネルギーを自給自足できるような状態になっている必要がありますよ、という意味なので、太陽光パネルの設置が必須となってきます。

――

以上のように、GX志向型住宅とは、高い断熱性能高効率の給湯器省エネ性能の高い家電等を採用することで、従来の住宅に定められている省エネ基準と比較して消費エネルギー量の35%以上削減を実現し、

さらに太陽光発電や蓄電池を設置して再生可能エネルギーを活用実質的にエネルギー消費をゼロにする、非常に省エネ性能の高い住宅です。

子育てグリーン住宅支援事業の対象世帯・対象住宅・補助額

対象世帯 対象住宅 補助額
すべての世帯 GX志向型住宅 160万円

子育て世帯等(※1)

長期優良住宅 建替前住宅等の除去を行う※2 100万円
上記以外 80万円
ZEH水準住宅  建替前住宅等の除去を行う※2 60万円
上記以外 40万円

※1.「18歳未満の子を有する世帯(子育て世帯)」
又は「夫婦のいずれかが39歳以下の世帯(若者夫婦世帯)」
※2.
今住んでいる住まいを解体して建て替える場合は、長期優良住宅とZEH水準住宅の補助金にさらに20万円加算となります。

注文住宅の新築や新築分譲住宅を購入する場合、GX志向型住宅は160万、長期優良住宅は80万円、ZEH水準住宅は40万円の補助を受けることができます。

長期優良住宅やZEH水準住宅の補助金は2024年よりダウンとなりましたが、GX志向型住宅の160万円もの補助金は魅力的ですね。

また、2024年は補助を受けられる世帯が「子育て世帯等」に限定されていましたが、2025年ではGX志向型住宅を新築・購入する場合に限り、すべての世帯が対象となります。

その他、細かい規定については国土交通省のホームページをご参照ください。

その他要件

さらに、以下の要件についても当てはまっている必要があります。

・対象となる住戸の床面積は50㎡以上240㎡以下
・「土砂災害特別警戒区域」に立地しない住宅
・ 「災害危険区域(急傾斜地崩壊危険区域又は地すべり防止区域と重複する区域に限る)」に立地しない住宅
・「立地適正化計画区域内の居住誘導区域外」かつ「災害レッドゾーン(災害危険区域、地すべり防止区域、土砂災害特別警戒区域、急傾斜地崩壊危険区域又は浸水被害防止区域)内」で建設されたもののうち、3戸以上の開発又は1戸若しくは2戸で規模1000㎡超の開発によるもので、市町村長の勧告に従わなかった旨の公表に係っていない住宅
・「市街化調整区域」かつ「土砂災害警戒区域又は浸水想定区域(洪水浸水想定区域又は高潮浸水想定区域における浸水想定高さ3m以上の区域に限る)」に該当する区域に立地しない住宅

住宅を計画する際、土地を選ぶ際にはこちらも良く確認する必要がありそうです。

個人で確認するのは難しいため、土地探しや建築プランの相談の段階で担当者と一緒に確認をしておきましょう。

GX志向型住宅を検討する方は必見!蓄電池を設置する場合の補助事業と併用が可能です!

子育てグリーン住宅支援事業は、上記新築住宅の購入に対しての補助と併用して、「蓄電池を設置する場合の補助事業」を利用できます。

DR(※)に活用可能な家庭用等蓄電システムの導入を支援するための補助事業で、詳細は未定ですが補助率は最大3分の1以内と発表されています。

※ ディマンド・リスポンスの略称。電力需要を制御することで、電力需給バランスを調整する仕組み。

子育てグリーン住宅支援事業の期間は?いつから対象?

スケジュール

国土交通省の発表によると、令和6年11月22日以降に基礎工事より後の工程の工事に着手することが条件になるようです。

これからお家を購入される場合ももちろんですが、今すでに建築されている住宅であっても、工事期間の条件を満たしていれば補助の対象となりそうですね。

申請受付や補助金交付のスケジュールなどはまだ公表されていませんので、この先の公式発表を待ちましょう。

子育てグリーン住宅支援事業についてのまとめ

子育てグリーン住宅支援事業では、ZEH水準住宅・長期優良住宅に加え、新たにGX志向型住宅が補助金の対象となりました。

補助額はGX志向型住宅が160万円、ZEH水準住宅が40万円、長期優良住宅が80万円です。
ZEH水準住宅と長期優良住宅に関しては2024年の補助額からマイナスとなってしまいました。

補助金は、GX志向型住宅については全世帯が対象、ZEH水準住宅・長期優良住宅は子育て世帯等が対象です。
2024年の補助金では子育て世帯等に限られていたため、全世帯に対象となる補助項目があるのは嬉しいですね。

補助金の申請方法や補助金交付のスケジュールについてはまだ公表されていませんので、今後の国土交通省からの発表を待ちましょう。

 

物価高や住宅ローンの金利上昇が心配される現在、最大160万円の補助金を受けられるか否かは資金計画をする上でも非常に大きい要素です。

補助金をしっかり活用できるように、しっかり情報収集しておきましょう!

※こちらの情報は2024年12月現在のものとなります。
最新情報やその他の詳しい情報は国土交通省の公式ホームページをご覧ください。

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補助金の予算には限りがあり、上限に達した時点で終了してしまうため、なるべく余裕をもって家づくりを始めることをおススメします。

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