コラム

2024/08/21

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土地売却の前に価格相場を調べよう!土地相場の調べ方5選

「うちの土地を売却したらいくらになるだろう」

土地の売却を考えていなくても、自分の土地がいくらの価値があるのか知りたいこともありますよね。
現在はネットにはさまざまな情報が公開されていおり、スマートフォンからだって土地相場を調べることができます。
今回は土地売却にあたっての相場の調べ方を紹介します。

 

土地売却の相場価格を調べる方法

以前は土地売却の相場価格を調べるのはなかなか大変なものでした。
でも今ではネットに公開された情報を駆使すれば、簡単に調べられるようになりました。
国が公開しているサイトから不動産情報サイトまで多種多様です。
これらの情報でおよその相場価格を調べられるでしょう。
どんな方法があるのかみていきます。

①実勢価格から調べる

国土交通省の「不動産情報ライブラリ(https://www.reinfolib.mlit.go.jp/) 」には実際に取引された情報が掲載されています。

個人情報の関係から、細かい地番や詳細な取引価格などはありません。
ですが、調べようとする地域でだいたいどれくらいの価格で取引されたかは容易に調べられます。
地図からでもデータベースからでも検索可能です。

②公示価格から調べる

先ほどの不動産情報ライブラリには、地価公示価格も掲載されています。
地価公示とは、国土交通省が毎年1月1日時点の価格を公表している制度です。
実勢価格とは異なり、地番や面積、価格などが詳細に掲載されています。

全国を網羅していますが、評価地点が近くにない場合もあるのが注意点です。

③路線価から調べる

国税庁相続税も土地価格を知る重要なデータです。
路線価とは、相続税のために道路に敷設された価格のこと。
国税庁の路線価のサイト(https://www.rosenka.nta.go.jp/)から検索できます。
この価格は実勢価格の8割になっていることが注意点。
路線価図で80,000円となっていれば、その道路に面している土地の価格は1㎡あたり100,000円となります。
また、市町村が設定している固定資産税路線価もあります。

④固定資産税評価額から調べる

固定資産税は毎年1月1日時点の所有者に対して、4月ごろ課税される税金です。
市区町村から課税されます。
多くの人は税額だけに注目してしまいますが、ここは「評価額」にも注目してみましょう。
この評価額は市区町村が評価したその土地の価格です。
これは実勢価格の7割に設定されています。
仮に評価額が1,400万円となっていれば、その土地の相場は2,000万円です。

⑤ポータルサイト等で調べる

不動産情報のポータルサイトには多くの情報が掲載されています。
スーモやホームズなどが代表例です。
調べたい土地の近くを検索すれば、売却希望の土地がピックアップされます。
サイトによっては、売買情報を分析して、エリアごとの相場を掲載しているコーナーもあります。

全国で数千万件のデータがあるため、全国の情報を得ることが可能です。

 

土地売却の相場価格についての注意点

不動産屋さんに聞くしかなかった売却相場が今ではある程度調べられるようになりました。

では査定をしなくてよいかというと、そうではありません。
これだけ情報が公開されていても相場価格は売却価格とイコールにはならないのです。

どうして価格の食い違いが発生するのか、土地売却の相場価格についての注意点をまとめてみました。

相場価格はあくまで予想

自分で調べる相場価格はあくまで予想です。
もしかすると、なるべく高く売却したいという、希望も含まれている可能性もあります。
たまたま周辺で売却物件が多く、需要と供給の関係で値段が安くなる可能性だってあるのです。
不動産会社の査定であれば、客観的にこうした事情も織り込んでくれます。

相場価格はあくまで予想であり、その価格で売却を保証してくれるわけではありません。

相場は常に変動している

株式市場ほど激しくはありませんが、土地の市場も常に変動を続けています。
令和6年4月ごろの状況でいえば、金利も上昇の気配があり、リニア新幹線開通延期のニュースがありました。
資材価格も高騰していることからマンションや建売価格は上昇局面です。
こうした要因を反映して土地価格は動いています。
今日の価格で明日売れるとは限らないのです。

土地の個別性に注意

住宅地の場合、道路との位置関係が重要です。
南側に道路があれば高く、北側に道路があると割安になります。

また、長方形に近い形と袋地では、袋地は割安です。
このように、土地はその土地が持つ特性によっても価格が変わります。

さきほどの路線価や実勢価格だけでは、土地の個別性は十分反映できません。

 

まとめ

不動産屋さんに聞かなければわからなかった相場が、今では簡単に調べられるようになりました。
それはとても便利なことですが、その相場価格で売却できるとは限りません。
土地の所有者が多くの情報を得られるようになった半面で、購入を検討している人たちも同じ情報を得られるようになりました。
相場より高い価格では売れにくくなったともいえます。
やはり、最終的には不動産会社に査定を依頼し、売却価格を決めたほうがよいでしょう。

 

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