コラム

2024/08/07

土地売却 家・戸建て売却

相続した土地は売却するべき?売却のメリットや必要な税金について

相続が発生し、土地を取得したとします。
それを幸運と思うか、それとも負担と思うかは置かれている状況や立地条件によって異なるでしょう。
土地は持っていれば価格が上がっていく時代もありましたが、今は違います。

相続によって得た土地をどうすべきか、メリットとデメリットを中心に考えていきましょう。

 

相続した土地の活用方法

相続した土地をどのように活用するか、分類すると4種類ほどになります。

売却、自己利用、賃貸、そして建物を建てての有効利用です。
いずれの方法も相続した土地ではよく行われています。
それぞれどんな方法なのか見ていきましょう。

①売却して現金化

売却してお金に換える方法です。

利用の予定もなく、相場で売却できるならこの方法もよいでしょう。
土地は意外と管理が大変で、放置することができない資産です。
割り切って売却するのも有効な方法でしょう。
現金に換えてしまえば、他の相続人への分配も簡単にできます。

②自ら利用する

自宅として利用、または店舗や工場など事業用の敷地として活用する方法です。

農地として耕作するのもここに含まれます。
実家ならば周辺環境もよくわかっていますのでそのまま自分で住むという選択肢も良いでしょう。
自ら利用する場合、維持管理は基本的に自分で行うことになります。
自分で利用できる予定や用途があるのならそのまま利用をするのが一番手軽な活用方法です。

③貸地として貸し出す

貸地として貸し出す方法は、借主に建物を建ててもらう方法、
駐車場や資材置き場として貸し出す方法、農地として貸し出す方法などがあります。

借主が建物を建てると、長期間安定した地代が見込めます。
反対に駐車場や資材置き場なら、必要なときに契約解除が可能です。
賃貸の需要がある地域ならば、定期的な収益を得られる方法もよいでしょう。

④土地活用を行う

アパート賃貸マンション、またはテナントビルなどを建てて賃貸に出す方法です。

土地を貸し出す方法よりもオーナー側に維持管理の負担は増えますが、収益は大きくなります。
こちらも賃貸需要があるエリアでは有用な方法です。
人口が多い地域ではこうした土地活用はいくつかの種類があり、
商業地域などでは大規模なビルを共同で建てるなど、高度な利用も考えられます。

 

相続した土地を売却するメリット・デメリット

自宅の周辺を散歩すると、空き地に建売住宅が建てられたり、
売却物件として売りに出されている現場を見ることはありませんか?
これらは誰かが土地を売却したということで、その中には相続した土地も結構な割合で含まれています。
相続を機に売却される土地は意外と多くあります。

相続した土地を売却する場合にはどんなメリットやデメリットがあるのかみていきます。

 

相続した土地を売却するメリット

土地を売却すれば、現金が手に入ることがシンプルなメリットです。

土地はうまく活用できなくとも、土地を現金にしてしまえば使い道が広がります
また、土地は所有しているだけで維持管理固定資産税などが必要となる、手間とお金がかかる資産です。
放置しておけば雑草の繁殖ゴミの不法投棄が問題となったり、トラブルに発展する恐れがあります。
こうした状況になる前に手放してしまえることが、相続した土地を売却する大きなメリットです。

 

相続した土地を売却するデメリット

一度土地を手放すともう二度と戻りません。
土地はうまく活用すれば長期間にわたって収益を得られます。
そのチャンスが失われてしまうのです。
土地活用は何も自分ですべてを行う必要はありません。
不動産の管理会社やコンサルタントに任せてもよいのです。

結果的に売却するとしても、活用方法について検討してみる価値はあるでしょう。

 

相続した土地を持ち続けるメリット・デメリット

売却をせず、土地を持ち続けるのもひとつの判断です。
街角にあるアパートや賃貸マンション、貸店舗なども、その一部は相続した土地を活用したものでしょう。

相続した土地を持ち続けるとどんなメリットやデメリットがあるか見ていきましょう。

 

相続した土地を持ち続けるメリット

土地を持っていれば活用の可能性が残ります。
土地を持っていない状態から土地活用を考えると多額の資金が必要です。
利回りも低下してしまいます。
逆に土地があり、そこに賃貸需要さえあれば、やり方次第で活用が可能です。
地主業を専業でやっている人がいるように、土地は長期間の安定した収益が見込めます。

 

相続した土地を持ち続けるデメリット

土地を所有し続ける限り、維持管理の責任から逃れられません。
固定資産税都市計画税などの税金も必要です。
土地は持っているだけでも意外とお金がかかります。
有効活用ができなければ、維持や管理にお金や手間がかかり、負担となっていきます。

負動産」といった言葉が表すように、資産である土地が負債になってしまうのです。

 

まとめ

ご紹介したように、土地は売却する方法や活用する方法がいくつもあります。
どれを採用するかは、その土地の状況はもちろん、所有者の方の状況も影響するでしょう。
ただ、相続した土地は売却するにしても活用するにしても、放置しておくべきではありません
概ね3年を目途にどのようにすべきか考えましょう。

 

 

赤鹿地所なら土地活用と売却、併せてご相談が可能です。

赤鹿地所は総合不動産会社として、様々な不動産事業を展開しており、地域の特性を活かした土地の有効活用のご提案も得意です。

売却してしまうかと活用するか、迷っている方も赤鹿地所ならワンストップでどちらもご対応が可能です。

是非一度ご相談ください。

 

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