コラム

2024/07/31

マンション売却 土地売却 家・戸建て売却

家の売却にかかる期間はどれくらい?平均的な日数や売却が長引く原因をご紹介!

家の売却にどれくらいの期間がかかるかによって、予定も変わってきます。
もちろん、家の売却は不動産会社に依頼をしたら終わり、というものではありません。
家の売却にかかる期間は物件ごとに異なり、段取りのよさによっても変わってきます。
どれくらいの売却期間がかかり、どんな要素で売却期間が変わるのか見ていきましょう。

 

家の売却から引き渡しまでの流れ

ここで家の売却を思い立ってから引き渡しの流れをおさらいしましょう。
どんな家あるいはどんな形式の売却方法であっても基本的には次にお話しする流れが基本です。

査定

最初は売り出し価格を決める査定です。
売却の最初の段階ともいえます。
査定までに設計図購入時の売買契約書といった査定に必要な書類を用意しておけば、スムーズな査定が可能です。

一括査定サイトを利用してレスポンスの早い不動産会社を探してもよいでしょう。

媒介契約

媒介契約は不動産会社と締結する契約で、販売活動や契約のサポートを依頼するものです。
不動産会社はこの契約に基づいて報酬を請求します。
報酬額は基本的に売却価格の約3%です。
媒介契約には一般媒介契約専任媒介契約専属専任媒介契約
3種類がありますが、専任媒介契約がよく利用されます。
媒介契約の締結が販売活動と不動産会社によるサポートの開始です。

販売活動

不動産会社と契約を結べば、販売活動に入ります。
家の売却期間がもっとも変わってくるのは、この販売活動期間の長さです。
人気の物件は情報を掲載したとたんに買い手が現れることもあります。
反対にどれだけ情報を流しても一向に引き合いがない物件もあるものです。
物件の人気と販売方法が売却期間の長さを決めるといってもよいでしょう。

売買契約

買い手が現れると、次は条件交渉と契約です。
値引きはするのか、引き渡しはいつにするのか、といった契約の細則を決めていきます。
ここも急ぎたいところですが、焦ると足元を見られて過大な値引きを要求されたり、
買い手が逃げてしまったりするので慎重にいきましょう。
この段階では急いでもそれほど売却期間は早くなりません。

物件引き渡しと残金決済

売却の最後の段階は物件の引き渡しと残金決済です。
買い手が住宅ローンを利用する場合、金融機関の審査期間が必要となります。
売り手としてはもどかしい期間ですが、2週間から1カ月程度はかかるでしょう。
引き渡しを終えると物件の売却は終了です。

 

家の売却にかかる平均的な期間

家の売却にかかる期間は概ね以下のような目安です。

いずれも査定を依頼してから引き渡しまでの期間です。

不動産会社等による買い取りが早いのは、買い手を探す必要がないこと
住宅ローンの審査期間がないためです。
査定額は概ね3カ月間の販売活動で売却できる価格を提示します。
これに査定期間やローンの審査期間を加えると5カ月程度は必要です。

 

売却が長引く原因

売却が長引く原因は多くのことが考えられます。
景気が悪いといった経済全体の問題もあれば、売り出し価格が高いといった売り手側の問題もあります。
今回は売り手側の問題や物件そのものの問題を取り上げてみました。
売り手側を原因とする売却が長引く原因の一例です。

①売り出し価格が高すぎる

家が売却できない原因のもっとも大きな原因、それは価格です。
買い手が思っている価格と、売り手が売りたい価格とギャップがあると、こうした状況が生まれます。
ここで「価格を下げましょう」というのは簡単ですが、住宅ローンの残債や新居の頭金などを考えると下げられない事情もあります。
たとえ価格を下げるとしても、不動産会社の担当者と相談したうえで、過剰にならない程度の値下げに留めるようにしましょう。

②物件自体に原因がある

価格は相場と同水準でも、物件自体に問題があるため割高に見える場合もあります。
代表的なのは、物件に何らかの不具合がある場合です。
外壁や設備といった部分が物理的に壊れているといった場合はそれに応じた減価が必要となります。

③不動産会社・担当者

ほとんどの不動産会社や担当者は家の売却に全力を尽くしてくれます。
ただ、中には能力やモチベーションの問題でスムーズな売却ができない会社や担当者が少数ながらいます。
大きな会社であれば担当者の変更も考えられますが、会社側はこうした変更に積極的ではありません。
会社や担当者との折り合いつかなければ、仲介する不動産会社の変更を考えましょう。

 

家を早く売りたい場合は「買取」も検討を

先ほどご紹介したように、買取の最大のメリットはそのスピードです。
買取業者が購入するため、販売活動の期間が省略できます。
相手も不動産業者である場合が多いので話も早く進んでいきます。

その一方で相場よりも安く売却されてしまうのがデメリット
家を早く売りたいなら買取も検討してみましょう。

 

まとめ

スムーズにいっても数カ月はかかる家の売却。
場合によっては年単位になることもあります。
不動産は何千万円ものお金が動く取引です。
時間がかかるのもやむを得ません。
もし資金が必要な時期がわかっているなら、余裕をもったスケジュールを立てて売却しましょう。

 

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