コラム

2024/07/17

マンション売却 家・戸建て売却

空き家の売却時は解体が必要?空き家のまま売るメリットデメリットをご紹介

空き家は維持するのも大変ですが、売却するにも手間がかかるものです。

空き家には多くの場合、荷物などが置いてあり、すぐには使えない状態になっています。
こうした空き家を売却するには、解体して更地にしたほうがよいのでしょうか。
それとも空き家のままでもよいのでしょうか。
解体するには、もちろん費用がかかります。

空き家と解体の問題をわかりやすくお話ししていきましょう。

 

空き家を売却する方法

空き家を売却する、その方法には大きく2種類の方法があります。
それは空き家が建ったまま建物及びその敷地として売却する方法と、
建物解体後に更地としてから売却する方法です。
このほかには空き家をリフォームして売却する方法もありますが、
この方法はあまりオススメできません。

空き家を売却するふたつの方法について解説します。

①空き家のまま売る

空き家のまま売却する方法です。
不動産の広告で「上物あり」と記載されているのは古い建物や構築物を指します。
現状有姿といって今の姿のまま売却するスタイルです。
こうした売却方法の場合は、買主側で解体するのが基本。

売主側の手間がかからないため、よく採用される売却方法です。

②空き家を解体して更地で売る

空き家を解体すれば更地として売却できます。
建物による制限がなくなるため、買主はゼロから建物を設計、自由に利用可能です。
土地のみで売却されている物件も多数あり、注文住宅のための敷地や、土地として売り出されています。
この場合、残材はもちろん、建物基礎や配管まですべて撤去するようにすべきです。

③空き家は無理してリフォームする必要はない

空き家をリフォームして売却する手法もあります。

見栄えもよくなり、割安なため人気があります。
ですが、この方法はプロがリフォームをしてこそ、うまくいく方法です。
知識のない人が行なってもリフォーム費用が高くなり、採算がとれません。
要望も多様化しているのでどこを直し、どこにお金をかけるかは判断が難しいのです。
不動産の専門的な知識がない人にはオススメできません。

 

空き家のまま売るメリット

空き家が建ったまま売却するのは売主としては手間がかかりません。
あるがままの状態で売れるからです。
ですが、メリットはそれだけでもありません。
コストダウンの方法にも、建物の再利用もできるのです。

空き家を空き家のまま売るメリットをみていきましょう。

①解体費用がかからない

解体をしないのであれば解体費用がかかりません。
解体費用はゴミの分別やリサイクルが厳しくなり、上昇を続けています。
小さな一戸建住宅でも100万円以上かかる場合もあります。
解体するからには、地上部分だけでなく地下の基礎、配管、浄化槽なども撤去しなければなりません。

解体しなければこうした手間がなく売却できるので売主にとっては楽な売却方法です。

②リノベーション向き物件として売り出せる

最近のリフォーム技術の向上は目を見張るものがあり、
少し前なら解体するしかなかった建物を新築同様によみがえらせることもできます。
これを売主自ら行うのはオススメできませんが、プロが行なえば割安な新築同様の物件です。
資源の有効活用にもなります。

③土地の固定資産税が安いままにできる

居住用の建物が建っている場合、その土地の固定資産税や都市計画税は安いまま据え置かれています。
建物を解体すると、固定資産税は最大6倍にもなるのです。
これは居住用不動産に過大な負担をかけない措置ですが、一方で空き家問題の原因ともなっています。

解体せず所有していれば割安な税金のままです。

 

空き家のまま売るデメリット

空き家を空き家のまま売却すれば、売主に手間がかかりません。
メリットも多いものの、やはりデメリットもあります。
解体の手間を買主に負担させることになるため、買主から金銭的な負担、具体的に値引きを要求される場合があります。
このほかにもいくつか経済的、時間的なデメリットもあるのです。

空き家のまま売却するデメリットをみていきます。

①売れるのに時間がかかる場合がある

すぐに家を建てられる更地と、空き家が建っている土地。
仮に隣り合った土地があったとすると、値段にもよりますが、更地を選択する買主もいるでしょう。
空き家は解体するにもリフォームするにも時間とコストがかかります。
こうした手間を敬遠する買主もいるため、売れるまでに時間がかかってしまうのです。

②売れるまで維持・管理が必要

空き家といえども、維持や管理が必要です。
お金の面でいえば固定資産税都市計画税がかかります。
手間の面でいえば敷地の草刈り建物のメンテナンスなどです。
空き家のまま売却しようとすると売却期間中でもこうした維持管理が必要となります。

③解体費用分値引きを要求される

解体せざるを得ない空き家の場合、当然ながら解体費用がかかります。
解体費用は、物件によっては戸建住宅でも100万円を大きく超える金額です。
買主としては、解体費用は売主で負担してほしいと考えるでしょう。
条件交渉として解体費用分の値引きを要求されることが考えられます。

 

まとめ

空き家の解体にはお金と手間が必要です。
時間もそれなりにかかります。
その一方で解体したほうが土地を売却しやすくなる場合もあります。
どちらがよいのか、不動産会社とも相談し、決定しましょう。

 

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