不動産売却を依頼する不動産会社はどうやって決める？選び方や確認すべきポイントをおさらい

不動産を売却するのに、もっとも大切なパートナーは不動産会社です。
不動産会社の選択によって、スムーズに売却できるかどうかが決まります。

今回は仲介業務を前提としたお話です。
不動産売却を成功させるための不動産会社の選び方や、確認すべきポイントについて解説していきます。

まずは不動産売却の流れを確認

不動産売却の基本的な流れは以下のとおりです。

・不動産の査定

・媒介契約の締結

・販売活動

・条件交渉と売買契約の締結

・残金決済と物件引き渡し

売却価格を決定し、不動産会社と媒介契約を締結します。
販売活動を通じて買主を探し、買主候補が見つかれば条件交渉に入ります。
条件が合意できたら行うのが売買契約。
買主が住宅ローンを利用するなら売買契約と物件引き渡しは別の日になります。
残金決済と引き渡しを行うと売買は終了です。

売却を依頼する不動産会社の選び方

テレビやネット上のコマーシャルを連日流している大手不動産会社から、
街角に店舗を構えている地元の不動産会社までたくさんの不動産会社が存在します。
同じ不動産会社とはいえ、規模や営業エリアが異なると、その特徴も異なってきます。

大手不動産会社と地元の不動産会社の特徴を通じて不動産会社の選び方をみていきましょう。

①大手不動産会社の特徴

大手不動産会社は全国的な販売網を持ち、名前をよく知られている会社が多いのが特徴です。

大手不動産会社は扱う物件数や金額も大きく、ときには何兆円もの売上高を計上する会社もあります。
また、フランチャイズチェーンを展開している会社もあり、会社は違っても同じブランドを掲げている会社もあります。

②地域密着の不動産会社の特徴

町で見かける「〇〇不動産」といった会社が地域密着の不動産会社です。
従業員が1人や2人といった小規模で経営している会社から、10数人～の中規模の会社まで様々です。
こうした地域の不動産会社は、地元の人間にしかわからない情報網や物件を持っている場合が多いです。

情報の総数では大手にはかなわなくても、地元のことは負けない、といった会社もあります。

確認すべきポイント

不動産会社を評価するポイントは会社の大きさでも知名度でもありません。
不動産の売却を安心して任せられる会社かどうかということが一番大切です。
もちろんなるべく高く売却してほしいところですが、査定額だけで判断せずにあらゆる面で比較をしましょう。

不動産会社を見極めるにはいくつかのポイントがあります。
不動産会社を選ぶ際にどんな点に注意したらよいかみていきましょう。

①クチコミや評判

誰もがネットを利用する現代では、ネット上のクチコミも判断基準となる一つです。
これらの多くは実際にその不動産会社を利用した人たちの生の声です。

ネット上の情報は参考になりますが、注意点もあります。
ご存じのようにネット情報の中には根拠のない誹謗中傷もあります。
ネット情報の特性を理解して判断する必要があります。

他にも、実際に不動産取引をしたことがある知人や家族から評判を聞いてみることもいいでしょう。
地域の不動産会社の場合ネットには情報がなくとも、地元では評判がいい、なんてこともよくあります。

②実績が豊富かどうか

大手不動産業者については、業界団体などが実績を公表しています。
業界団体のサイトでなくても、不動産関連サイトで売上高や取扱件数が掲載されていますので参考にできるでしょう。
他にも不動産会社のホームページ上で過去の取引実績や現在取り扱っている物件数などをの確認ができる場合もあるため、
気になっている不動産会社のホームページは必ずチェックしてみましょう。

③地域に詳しいか

その地域に詳しいかどうかもチェックポイントです。
地元に拠点を構えている不動産会社なら間違いないでしょう。
大手不動産会社だと注意すべき点もあります。
大手不動産会社だと、市町村単位で支店がない場合もあり、場所によっては苦手なエリアがある場合もあります。

④担当者は信頼できるか

最後は担当者です。
不動産会社の規模にかかわらず、窓口となるのは担当者です。
この担当者の能力が足りなかったり、相性が悪かったりすると売却がスムーズに進みません。
大手不動産会社であっても、担当者を変更することは多くありません。
どうしても合わない担当者だと感じる場合は、一度不動産会社にかけあってみるか、
場合によっては依頼する不動産会社自体を変更してみるのも良いかもしれません。

安心してスムーズに売却ができるかどうかは、担当者との出会いにかかっているのです。

査定を依頼してみよう

先ほど不動産売却の第一歩は査定であることをご紹介しました。
査定をしてみないことには売却は始まりません。
かつては店頭に足を運んで査定を依頼していましたが、最近では不動産会社のホームページの窓口や、一括査定サイトも増えています。

気軽に依頼ができるため、複数社に依頼をして比較してみるのも良いでしょう。

まとめ

大手不動産会社から地元の小さな不動産屋さんまで多彩な会社が展開しています。
実は、仕事のスムーズさや満足度は不動産会社の規模とは関係ありません。
大手不動産会社はその規模を活かして情報や物件を多数集めています。
一方、地元の不動産会社は文字通り地元に密着した営業活動をしています。

どちらの不動産会社を選べばよいかは実際に比較を行いしっかり判断しましょう。

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