マンションの適切な売り時はいつ？売り時を逃がさないためのポイントを紹介します

マンションの売却を考えているならば、なるべく高い価格で、スムーズに売却したいところです。

そんなマンションの売却には、実は「売り時」があります。
時期やタイミングによって、売りやすい時期とそうでない時期があるのです。

今回はマンションの売り時について解説します。なるべく高く売るために売り時を把握しましょう。

損しないために、マンションはベストタイミングで売却しよう

「思い立ったが吉日」という言葉もあります。

ですが、マンションの売り時についてこの言葉は必ずしもあてはまりません。
マンションの売り時は市場データや時期、物件の状況によって違ってきます。
きちんと見極めればベストタイミングで売却できるのです。

マンションの売り時を判断する4つのポイント

売り時を見極めるには、判断ポイントを理解しておくことが重要です。
そのポイントは築年数のようなマンション自体の要因もあれば、ライフイベントのような所有者側の都合もあります。
今回はマンションの売り時の判断基準を4つのポイントにまとめました。

それぞれみていきましょう。

①築年数

築年数が新しければ高く、築年数が経過するほど安くなる。
これがマンション価格の鉄則です。
新築マンションがもっとも高く、一度誰かが所有すると中古マンションとなります。
その後基本的には価格は下がっていき、築30年を超えるくらいで下落が緩やかになります。

これは建物の価値がほぼなくなり、立地による価値だけになったからです。

②大規模修繕

マンションは新築時点で大規模修繕計画が立てられています。
多くのマンションでは大規模修繕が築15年から20年くらいで行われる計画です。
この大規模修繕が行われると、マンション全体がリニューアルされ、きれいになります。
見栄えもよくなるため売却のチャンスです。

③時期・季節

売り出す時期も重要です。
日本の場合、転勤や進学などで引っ越しが増えるのは2月から3月の年度末。
この時期に市場へ出しておけば、短い期間で売却が期待できます。
逆算すると11月から12月頃には売却に向けて動き出すのがよいでしょう。

他にも、夏休みが終わる9月頃も不動産が動きやすい時期であると言われています。

④ライフイベント

子どもの進学や独立、ご自身の転職や退職などで生活が大きく変わることがあります。
こうしたライフイベントはどの家庭でも起こります。

ライフイベントにしたがって売却計画を考えるのもよいでしょう。

売り時を逃さないために注意すべきポイント

売り時と言われても、いつが売り時なのかわからない、そんな声も聞こえてきます。
確かにもっとも高い時点で売却するのは難しいものです。
ですが、マンションの価格動向は株式ほど早くありません。
いくつかのシグナルを気にしていれば、タイミングを外さず売却ができます。

売り時を逃さないために注意すべき4つのポイントを確認します。

①金利上昇

日本では長らく低金利の状態が続いていました。
しかし2024年4月に日銀がマイナス金利政策を解除したことにより、今後は金利の上昇が見込まれます。
金利が上昇すれば住宅ローン金利も上昇する可能性もあります。

不動産市場にとって金利の上昇は注視しておきたいポイントの1つです。

②土地価格の下落

土地の価格も都市圏を中心にここ数年上昇傾向です。
コロナ禍で一時的に停滞したものの、令和4年あたりから再び上昇を始めています。
ただ、この先何らかの要因で土地価格が下がり始めると、それは中古マンション価格にもマイナスとなってきます。
マンション価格は建物価格と土地(敷地権)の価格で構成されています。

土地価格の下落はマンション価格の下落に直結するのです。

③増税のタイミング

消費税が上がるたびに、マンション価格がどうなるのか注目されてきました。
個人の不動産売却には消費税は発生しませんが、消費税があがることで家計に影響を及ぼし、
結果として住宅購入の予算にも影響がでてくるでしょう。
また、税金は消費税だけではありません。
住宅ローン減税、買い替え特例など、不動産売買に関する税制は数多くあります。
住宅ローン減税の減税額が少なくなるだけでもマンション市場には影響することでしょう。

不動産税制にも注意が必要です。

④新築マンション価格の動向

中古マンション市場は新築マンション価格にも影響を受けています。

新築マンションの値上がりが続くと、新築マンションを検討していた人達が、中古マンションも視野に入れることがあるからです。
反対に新築マンション価格の下落は中古マンションが売れにくくなります。
物価高が続いているため、すぐに新築マンション価格が下落することは少ないでしょうが、価格が下落を始めたら要注意です。

まとめ

マンションはなるべく高く売りたい、誰もが思うことでしょう。
ただ、いつが売り時なのか、どのように売却したらよいかわからない人もいます。
今回は売り時を逃さないポイントを開設しました。

ポイントを押さえ、あとは情報収集を怠らないようにすれば、よいタイミングでマンションを売却できるでしょう。

正しい売り時は売却のプロに相談して見極めよう

客観的に判断をしてくれるプロの意見は、マンションの売却における大事な判断指標の一つです。

赤鹿地所では創業60年の豊富な取引実績から得たデータとノウハウを用いて、専門知識を有する売却専門スタッフがお客様の不動産売却をサポートします。

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