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2023/12/12

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不動産売却の2つの方法:仲介と買取の違いは?

街角の看板でも、ウェブ上の広告でも「不動産買取」の文字を見ることがあります。
買取は以前からでも不動産売却の方法でした。
一方で一般的な仲介売却も幅広く行われています。
今回は買取と仲介売却を対比してのリサーチです。
両者を比べることで特徴がより理解できることでしょう。

 

不動産売却の2つの方法:仲介と買取の違いは?

 

仲介と買取の違い

仲介と買取は誰が買主になるかが違います。
仲介の場合は、不動産業者が探した個人や法人です。
このため、いつ買主が現れるかわからず、どうしても時間がかかります。
買取の場合は買取業者が買い取るため、とてもスピーディーです。
その反面で買取価格は市場の相場よりも割安になります。
買主が違うことによって、売却までのスピードや価格が変わってくるのです。

 

仲介とは

不動産業界で仲介とは、売主と買主の間を取り持ち、売買を成就させることです。
不動産業者は買主を探し、価格や条件交渉を行い、売買契約や引き渡しがスムーズに進むように取り計らいます。
仲介業務の場合は物件を購入したり、買い取ったりはしません。
売主と買主の間を取り持つだけで買取を保証するわけではないのです。
売買までの期間も売り出し時には不明で、価格も当初の売り出し価格で売れるとも限りません。

 

仲介のメリット

不動産売買となると、まずは仲介を思い浮かべます。
それほど仲介での売却は一般的です。
不動産業者の多くが仲介を行っていますし、買取業者であっても仲介を扱うこともあります。
そんな仲介のメリットについてみていきましょう。

 

市場が広い

買取をしている不動産業者の数は集計されていないものの、それほど多くはありません。
一方、仲介に出せばその買主候補は膨大な数にのぼります。
多くの買主候補がいれば、その分買主が見つかる可能性は高まるというもの。
広い不動産市場に情報を公開できるのが仲介の特徴のひとつです。

 

対応できる不動産業者が多い

市場が大きいということは、仲介に対応できる不動産業者も多いということ。
世の中の不動産業者の多くは仲介業務をして生計を立てています。
買取と比較して仲介を手掛けている不動産業者は多いのです。
査定から依頼できる不動産業者も数多くいます。
対応できる不動産業者が多く、業者選択の幅が広いのです。

 

相場で売却できる可能性

どこの地域にも不動産価格の相場があります。
「このあたりは坪50万円」「新築建売は5,000万円くらい」といった具合です。
仲介で売却した場合、これくらいで売却できることを示しています。
つまり、仲介で売却すれば、相場で売却できる可能性が高まるのです。
買取だとどうしても売却価格は下がってしまいます。
これが下がりにくいのも仲介売却の特徴です。

 

買取とは

買取は買取業者が物件を買い取ってくれる仕組みです。
買取業者は多くの場合宅建業者も兼ねているため、仲介も買取も行っている業者もあります。
買取は物件を買い取り、リフォームをして市場で売却するのが目的です。
このため、リフォーム業も兼任している場合もあります。
このような仕組みのため、買取は相場より安く購入しないと儲けが生まれません。
相場よりも買取価格が安くなるのが買取の宿命なのです。

 

買取のメリット

次に買取のメリットをみていきましょう。
買取は買い取った不動産をリフォームして再度販売することが前提です。
このため、買取業者の多くは不動産業者の免許を持っています。
いわば買主が不動産のプロなのです。
このため、一般の仲介売却とは異なる点が多いのです。

 

スピード重視

買取は買主を探すのではなく、買主がいきなり現れるのですから、その分不動産売却のスピードが上がります。
仲介売却では査定をする段階なのに買取価格の交渉が始まるのです。
住宅ローンの審査を待つ必要もありません。
依頼から1カ月以内に不動産売却をすることも可能です。
スピードなら買取に軍配が上がります。

 

契約不適合責任免除

物件に不具合があった場合に、売主に対して補修請求や損害賠償が請求できるのが契約不適合責任です。
一般の仲介売却ではつけられるこの責任が買取では免除される場合があります。
これは買主がプロの不動産業者だからです。
不動産業者に対して「あなたはプロなのだからきちんと調査しなさい」と制度が要求していることになります。
不動産売却が終了すれば、あとから責任を追及されるおそれが買取の場合は少ないのです。

 

仲介手数料不要

買取の場合は多くの場合買取業者との直接取引になります。
売主買主とも仲介手数料を節約したいからです。
仲介の不動産業者さえ入れなければ、仲介手数料は発生しません。
仮に5,000万円の物件を売買するとその仲介手数料は約170万円。
これを削減できるのは大きな節約です。

 

まとめ

仲介と買取を比較することで両者の違いが明確になりました。
一方のメリットは他方のデメリットであることもわかります。
どちらも一長一短ある制度なので、どちらを選択するかは慎重に決めるべきです。
仲介と買取双方を行っている業者も数多くいます。
こうした業者に相談するのもよいでしょう。

 

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