コラム

2023/11/01

不動産売却

戸建の売却は難しい?戸建住宅売却のポイントとは

 

戸建住宅はマンションなどに比べて売却が難しいと言われています。
もちろん、人気エリアにある築年の新しい戸建住宅は売却には苦労しません。

問題はそれ以外の戸建住宅です。

十分使用に耐える状態であるのに、なかなか買い手がつかないこともあります。
今回は戸建住宅が売れにくい原因やよくある売れない理由、そしてその対策をお伝えします。

戸建の売却は難しい?

 

戸建の売却が難しい理由

マンションは築年数が経過していても、それなりの値段で売却されていきます。
例えば30年経過したマンションと戸建住宅では、おそらくマンションのほうが売れやすいでしょう。
どうしてそのような現象が発生するのか、考えていきます。

 

間取りの個別性が高い

最初は間取りです。

戸建住宅といえども間取りのトレンドがあります。
現在は一体となったLDK2階にもトイレといった間取りが主流です。

これが少し古くなるとLDKが独立している和室がある2階にトイレがないといった間取りが増えていきます。
さらに核家族化が進んでいるため、家族の人数も減っているのが現状です。
部屋が余ってしまうこともあります。

 

管理が難しい

戸建住宅は管理物件によってまちまちです。

マンションの場合、一般的に建物管理会社が共用部を管理し清掃などを行なっています。
大規模修繕なども定期的に行われ、とても計画的です。

戸建住宅はきちんと管理されている物件がある一方で、
外壁塗装を一度もしていないような物件もあります。

こうした管理状態がバラバラなのが戸建住宅の売却の難しさのひとつの原因です。

 

外観が古く見える

不動産は外見も大事です。

現在の戸建て住宅の主流は軒先が小さく西洋風の瓦を載せた住宅です。
こうしたトレンドはつい最近のもの。
築年数の古い戸建住宅は純和風のたたずまいのものもあります。
毎日つきあう自宅なので、外観にこだわるのも理解できます。

 

耐用年数の関係

戸建住宅の耐用年数25年から30年ほどと言われています。
不動産の査定では築20年ほどでほとんどゼロ査定です。

一方のマンションは修繕を行えば築50年でも居住できます。
もちろん、査定がゼロであっても戸建住宅への居住は十分可能です。

戸建住宅の耐用年数自体も延びてはいるものの、
長く住むことを考えると戸建住宅を選ばない人も一定数します。

 

売れない理由

次は戸建住宅が売れない理由を考えていきます。
売れにくい理由を先ほど説明しました。
それでも一定数の戸建住宅は相応の値段で売却されているのです。
それでも売れない戸建住宅は何が原因なのかをみていきます。
中には物件そのものには問題のないのに、売れないこともあるのです。

 

戸建住宅の需要が少ないエリア

そもそも買い手が少ない、存在しないエリアもあります。
郊外の住宅団地ではこうした現象も場所によっては起こっています。
かつては通勤時間がかかっても、広い庭のある戸建住宅が好まれた時代もありました。
現在は職住近接、職場に近いほうが好まれます
コロナ禍で一時的にこの流れは停滞したものの、基本的に住宅の都心回帰は続いているのです。

 

相場よりも価格が高い

なるべく安く購入したいのが買主の本音です。
相場よりも高いと見向きもされないどころか、検索すらされません。
売り情報は不動産ポータルサイトで検索するのが主流です。
予算よりも高い物件は検索範囲から外れてしまいます。
売主としても残債や物件への思い入れでなかなか値下げできないものですが、相場との折り合いも必要です。

 

不動産業者や担当の力量不足

中には物件のよしあしではない面で売れないこともあります。
それは仲介を行う不動産業者やその担当者のやる気や力量です。
彼らも営利企業とその社員であるため、売れる物件に注力する傾向があります。
優先度が高くないと判断されると積極的な営業をしてくれない可能性もあるのです。

 

戸建売却を成功させるポイント

戸建売却を成功させる特効薬はありません。
基本的にはマンションなどの売却方法と変わりありません。
買主の目に止まり、内覧に来てもらう必要があります。
その後、気に入ってもらい、売却となるのです。
そのように売却ルートに乗せるにはどんなことが必要か、解説していきます。

 

まずは検索してもらう

売却物件があることを知ってもらうのが最優先です。

ただ、先ほども解説しように検索されないと話が進みません。
そこで値付けにも工夫が必要です。

例えば、5,000万円よりも4,980万円のほうが検索されやすくなります。
スーパーマーケットの商品の値付けのようですが、
こうすることで5,000万円の予算で探している人にはヒットするのです。

 

清掃をして内覧対策を

内覧を申し込んでくれるのは、その物件に興味がある証拠です。
ぜひ買主になってほしいもの。
ただ、物件が汚れていたり、ゴミが散乱したりしていると、
とたんに評価が落ちてしまいます。
ハウスクリーニングのような本格的な清掃である必要はありません。
床のホコリや壁の汚れなど、簡単な掃除できれいにできるものはしておきましょう。

 

条件はできるだけ柔軟に

売主はなるべく早く売却してお金を手にしたいのが人情です。

ですが、売却は買主という相手のある話
買主を無視して自分の都合は押し付けられません。

購入にあたって買主は住宅ローンを利用する場合もあるでしょう。
ローン審査には時間がかかります。
無制限に相手のいうことを聞くのは考えものですが、
相手の都合を考えて、条件をできるだけ柔軟に対応しましょう。

 

まとめ

戸建住宅にはその特性によって売れにくい物件があるのも事実です。
だからといって、まったく売れないわけではありません。
すぐに居住可能で新築住宅より安い戸建住宅は一定の需要があります。

要は物件の売り方見せ方なのです。

過大によく見せる必要はありませんが、
対策できる部分でマイナス評価を受けないようにしましょう。

 

 

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