コラム
2022/07/27
土地の購入
土地購入の基本的な流れ~土地を買って家を建てたい方必見!
土地を購入したいけれど、どうしたらよいかわからない。
特に初めて不動産を購入する人にとって、売買の段取りはわかりづらいものです。
不動産売買は契約と引き渡しが別の日になることがあります。
引き渡しといっても実際にモノを渡すわけではありません。
このように、一般の売買とは異なる点があるため、わかりにくくなっているのです。
ここでは、初めて不動産売買を行う人のために、土地購入の流れをまとめてみました。
土地探し~契約
まずは購入する土地を探すことが必要です。
ですが、その前にもやるべきこともあります。
このほか、条件交渉や買付証明書の提出などのように、
あまりなじみのない行為をすることにもなるのです。
まずは土地探しから契約までの各ステップを7段階にまとめてみました。
契約までのステップは次のとおりです。
①まずは計画を立てよう
②土地探し
③条件交渉
④買付証明書の提出
⑤住宅ローン事前審査
⑥重要事項説明
⑦契約
それぞれみていきましょう。
①まずは計画を立てよう
実際の土地を探すのも大事ですし、楽しいものです。
ですが、その前にある程度の計画を立てておくことをおすすめします。
およそどのあたりで探すのか、重視すべきことは何か、
予算はどれくらいなのか、といったことです。
土地を探すとつい目移りして予算オーバーの物件を探してしまうこともあります。
こうしたことを防ぐためにも計画はとても重要です。
②土地探し
予算やエリアをある程度絞ったら、実際に土地を探してみましょう。
今はパソコンからでもスマホからでも簡単に土地の売却情報を検索することができます。
姫路市・播磨地域の土地はこちらから検索できます→https://www.akashika-jisho.co.jp/buy/
まずはネット上の情報で土地をピックアップし、
意中の土地が決まったら不動産会社にコンタクトを取ることが主流です。
もちろん、不動産会社に依頼して土地を探してもらうこともできます。
スマホで依頼してスマホに資料が届く!
赤鹿地所の土地探しフォームはこちら→https://info.akashika-jisho.co.jp/l/822063/2021-04-30/r8662
③条件交渉
意中の土地が見つかったら、条件交渉に入ります。
そのままの売却価格で購入するのか、値切るのか、というのも条件のひとつです。
上に古家が建っていれば、その撤去を要望することもあります。
測量がされていなければ測量を売主に要求することも条件といえるでしょう。
土地はふたつとして同じものがありません。
土地ごとに条件や環境が異なっています。
このため、こうした条件交渉が大事になります。
④買付証明書の提出
売買条件に納得したら、買付証明書を提出します。
買付証明書は「この土地を〇〇万円で購入します」と売主に告知するための書類です。
先ほどの条件を記入することも珍しくありません。
買付証明書が差し入れられると、
売主はこの買主候補に売却してよいか真剣に検討したうえで返答します。
この段階では買付証明書は売買の申し込みに過ぎず、まだ売買は成立していません。
⑤住宅ローン事前審査
買付証明書の提出と前後して住宅ローンの事前審査に申し込みをします。
住宅ローン審査は事前審査と本審査の二段階。
事前審査の結果は審査後数カ月程度有効ですので、
もっと早い段階に審査を受けておくこともできます。
融資のメドがたっていないとせっかく売主が売却を承諾しても、
購入ができない事態に陥ってしまうのです。
⑥重要事項説明
契約前に行われるのが、重要事項説明です。
重要事項説明は宅建業者が買主に対して、
その土地の詳細な情報を宅地建物取引士が説明する行為となります。
「あなたの購入する土地はこんな土地ですよ」という情報を説明するのが重要事項説明です。
不動産は高額な取引であるため、後でトラブルにならないように説明を行います。
⑦契約
重要事項説明を経て、いよいよ契約です。
実は不動産取引の契約では、売主と買主が顔をあわせないこともあります。
宅建業者が双方を訪ね、
それぞれ印鑑を押してもらう「持ち回り契約」も珍しくありません。
大きな買い物のはずなのに、
意外とあっさり終わってしまうことに違和感を覚える人もいます。
このほか、ここで手付金のやり取りが発生します。
手付金をやり取りすると、買主側からの契約の撤回には手付金の放棄が必要です。
契約~引き渡し
契約が無事終了しても、その後もやるべきことは多くあります。
住宅ローンの本審査の申請、引渡の準備などです。
契約が持ち回り契約だと、拍子抜けするくらい簡単に終わってしまいます。
その反面、引渡には売買の完了に向けて実務的な作業が多く残るのです。
契約締結後から引渡までの流れをみていきましょう。
住宅ローン本審査、消費貸借契約
契約を締結すると、その後住宅ローンの本審査に入ります。
本審査には売買契約書が必要です。
これは本当に土地を購入するのか、金融機関が確認する必要があるためです。
また、本審査はあまりのんびりしていられません。
多くの売買契約には住宅ローン特約がついており、
その期限は決して長くはないからです。
住宅ローンの本審査に合格すると、後は引き渡しまでスムーズに進んでいきます。
引渡準備
引渡に向けての準備も必要です。
住民票など普段はあまり利用しないものも揃えなくてはいけません。
次いでお金です。
仲介手数料、固定資産税や都市計画税の精算金、登記費用などを準備します。
現金が原則ですが、ローンと一緒に融資を受けることも可能です。
もし建物を建てるなら、設計も本格化しています。
契約から引渡までは時間があるようでもあっという間に過ぎていくものです。
引渡、残金決済
土地購入の最終段階が引渡と残金決済です。
不動産会社や担当者によって段取りの順序は前後するものの、
金融機関からの融資の実行、精算金などのやり取り、
登記手続、仲介手数料の受領が行なわれます。
登記に必要な書類を司法書士に渡して、
登記手続に入ることで引渡は終了です。
引渡は多くの書類に印鑑を押したり、
お金を払ったりとほとんどは不動産会社の担当者が手配します。
流れを理解してスムーズに準備をしよう
土地を購入しようと考えてから引渡まで、
時間がかかるようでいて、あっという間に終わってしまいます。
特に買付証明書の提出からは時間との戦いです。
もちろん、担当者が段取りを行いますが、
買主としての動きを知っていると売買もスムーズに行うことができます。
こうした売買の流れを知って余裕をもって土地購入を進めていきましょう。